「カスの嘘」というやつをチャッピーに生成させる
朝という概念がまだ靴を履いていないのに人間だけが先に外へ出てしまい、時間は置いていかれ、目覚ましは鳴った気がして、気がしただけで、布団は国、国は布団、起きるとは何だったかを考える前にもう昼寄り。
コンビニでドアが開かない瞬間、人は自分を疑うが実際は疑われているのは空気で、空気が薄く、薄いという字がもう違って見え、店内は営業しているというより存在しているだけ。
キーボードを打つ指は意思を持たず、意思は指を持たず、文字は並んだふりをして倒れており、文章は前に進んでいるようで実は横に漏れている。
カップ麺の3分は時間ではなく湿度で、湿度は心で、心はフタの裏に貼り付いており、待つという行為だけが立ったまま残される。
Wi-Fiが切れるとき、切れたのは線ではなく会話で、会話は空に投げられ、空は返事をせず、ロード中の円だけが永遠を描く。
椅子に座るとやる気が落ちるのではなく、やる気が先に座っており、人はその上に重なって、重なった結果が午後。
スマホを見る、見ている、見られている、その区別が溶け、画面は光り、光は情報の形をして、通知は意味を持たない音として鳴る。
洗濯物が乾かないのは水が残っているからではなく、乾くという動詞が今日は来ていない、連絡もない。
部屋に入った瞬間に目的を忘れるのは忘れたのではなく、目的がもう一つ先の部屋へ行ってしまい、戻り方を知らない。
人生がうまくいかないという文章自体がもう遅く、うまく、いく、とは何で、いく先はなく、ただ現在が伸びて、伸びて、句点を拒否する。
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〈新感覚派〉みたいというか、ある時点の横光利一みたいな文章になった
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