うしちゃんのCCと投稿の扱いについて
ここは、 「うしちゃんに書きこんだ文章がどう扱われるのか?」と、 「うしちゃんにある文章を使うとき、どうすればいいのか?」、 そして「著作権は誰に残るのか?」を できるだけ説明するためのページです。
この掲示板での結論(ざっくり)
うしちゃんは、投稿者が自分の著作物を CC BY-SA 4.0 で公開することに同意して書きこむ場 です。
そのため、原則として投稿された文章は 「CC BY-SA 4.0」 (クレジット付き + 同じ条件での再利用を求めるライセンス) として扱われます。
もっと噛み砕くと次のようなことが起こりえます:
- 他のユーザーがあなたの投稿を引用してまとめサイトやブログを書く
- 誰かが、あなたの投稿の一部を使って解説記事や動画を作る
- そのときに、あなたの名前(投稿に署名していた場合)やIDが一緒に紹介されることがある
- そして、そのまとめや動画も原則として CC BY-SA 4.0 で公開されるべきものになります
つまり「開いた知」をぐるぐる回していく代わりに 外側で囲い込まず同じルールで公開してね という思想です。
※ただし、他人の著作物を無断でコピペした部分など、 投稿者がそもそも権利を持っていない部分には CC BY-SA 4.0 は有効に適用されません。
なぜそんなルールなのか(背景)
うしちゃんは、単なる掲示板ではなく、 「思考の加速炉」として設計されています。
誰かの書き込みに刺激されて、別の誰かが考えを深める。
その連鎖を、掲示板の外にも広げたい──という思想があります。
ただ「すごいまとめ」や「良い解説動画」が外で生まれたときに、 それが完全にクローズドに囲い込まれると、 元の投稿者や他の人が「知」を引き継ぎにくくなります。
そこでLinux の GPLのように、 「使っていいけど、使った成果もまた開いてね」 という意味で、CC BY-SA 4.0 を採用しています。
CC BY-SA 4.0 をざっくり説明
CC BY-SA 4.0 は、クリエイティブ・コモンズという団体が用意している 著作物の共有ルールのひとつです。
3-1. 「BY」(表示)
- 誰の作品か(作者名やハンドルネームなど)を表示する必要があります。
- 引用元として「掲示板うしちゃん」「スレッド名」「投稿のIDなど」を示してくれると理想的です。
3-2. 「SA」(継承)
- うしちゃんの投稿を元にして作った作品(まとめ記事・解説動画・本など)は、 原則として同じ CC BY-SA 4.0 で公開する必要があります。
- つまり、「一度 BY-SA の知を取り込んだら、その成果もまた BY-SA として戻してね」 というルールです。
3-3. できること・できないこと
- 商用・非商用を問わず、再利用・翻訳・要約・二次創作は可能です。
- ただし、その成果物も CC BY-SA 4.0 になります。
- 本文を勝手に改変して「お前がこう書いた」と真逆の主張にねじ曲げるような使い方はNGです。
※ここは正式な法的解説ではなく、「うしちゃんでどう運用するか」の目安としての説明です。
※詳しい条文が知りたい人は、公式サイトなどで「CC BY-SA 4.0 日本語」などと調べてください。
投稿する人に知っておいてほしいこと
4-1. 著作権は誰に残るの?
まず大事なポイントとして、 投稿の著作権(著作人格権・著作財産権)は、基本的にその文章を書いた人に残ります。
CC BY-SA 4.0 は「著作権を捨てさせる仕組み」ではなく、 「こういう条件なら、みんなに使っていいよ」と公開するための仕組み です。
- あなたは依然としてその文章の作者です。
- 運営は、その投稿を掲示板に表示したり、まとめて紹介したりする「利用の権利」を、CC の条件の範囲で得ているだけです。
いったん CC BY-SA 4.0 で公開した部分について、 「やっぱり全部なかったことにしたいので、全員の利用権を取り消します」と 一方的にさかのぼって取り消すことはできません。 (そのため「投稿前に一呼吸おく」ことをおすすめしています)
※著作者人格権(同一性保持権など)と CC BY-SA 4.0 の関係については、補足ページ「CC BY-SA の守備範囲 Q&A」の該当部分もあわせて参照してください。
4-2. 投稿者ができること
自分の書いた投稿については、次のようなことができます:
- 自分の投稿をまとめて、自分名義の本やブログ記事にする
- 自分の別サイトや同人誌などで、別の条件で公開し直す
- 自分の投稿を元に、大幅に書き直したり、別作品として育てる
ただし、他の人の投稿が混ざる場合は注意が必要です。
- 他人の投稿を大量に含む本・記事・動画などを作る場合、その部分は CC BY-SA 4.0 の条件がかかります。
- つまり、クレジット表記や SA の条件(成果物も BY-SA にする必要)が発生します。
※自分の投稿だけを使うぶんには、あなたが作者なので、かなり自由度は高いです。
※ただし、すでに出版社などと専属契約を結んでいる場合は、その契約条件を優先してください。
4-3. すでに著作権のあるものを投稿するとき
「すでにどこかで公開しているもの」「もともと著作権がある作品」を うしちゃんに投稿する場合、大きく次の2パターンがあります。
4-3-1. 自分の既存作品を貼る場合
- あなたがその作品の著作権者で、契約的にも問題がなければ、投稿自体は可能です。
- その場合、うしちゃんに投稿したバージョンについては CC BY-SA 4.0 がかかります。
- つまり、「元の作品」は従来どおり、「うしちゃん版」は CC BY-SA 4.0 というふうに、並行して存在しうるイメージです。
※既に出版社やプラットフォームと「独占配信」「二次利用制限」などの契約を結んでいる場合、
その契約に反して投稿すると、あなた自身が困る可能性があります。契約条件には注意してください。
4-3-2. 他人の作品を貼る場合
- 基本的に、他人の著作物の丸ごと転載(文章、歌詞など)はNGです。
- CC やオープンライセンスで公開されている作品であっても、そのライセンス条件に従う必要があります。
- 引用の範囲なら認められるケースもありますが、ここでは細かい法的判断は行いません。
なお、
権利者の許可なく他人の著作物をそのまま投稿した部分には、CC BY-SA 4.0 は適用されません。
ここに表示されていても、「自由に使ってよい」とみなされるわけではありません。
明らかに著作権侵害と思われる投稿については、
通報や運営の判断にもとづき、CC の有無にかかわらず
削除または非表示にすることがあります。
著作権者の方は、お手数ですが
お問い合わせフォーム からご連絡ください。
※AI を使って作成した文章を投稿すること自体はかまいませんが、
その場合でも投稿者自身が内容と権利関係に責任を負うものとします。
また、元となった AI サービスの利用規約に反する形での転載については、
当掲示板では個別の確認や保証は行いません。
4-4. プライバシーや名誉毀損について
このページでは主に「著作権」の話をしていますが、 プライバシーや名誉毀損(誹謗中傷)などの問題は、CC とは別のラインです。
- 他人の本名・住所・勤務先・連絡先などを特定できる情報を書きこむこと
- 他人の顔写真や動画を、本人の許可なく晒すこと
- 事実無根の誹謗中傷などで、特定の個人・団体を攻撃すること
こういった内容は、CC ライセンスの有無にかかわらず、 通報や運営の判断にもとづいて削除・非表示とすることがあります。
4-5. 元の著作権者・投稿者・運営の関係について
ざっくり整理すると、この掲示板には次の3者がいます:
- ① 元の著作権者:作品の本当の権利者。無断転載されても、著作権自体が消えることはありません。
- ② 投稿者:自分の著作物なら、CC BY-SA 4.0 で公開する権利があります。
他人の作品を無断でアップした場合は、その人が一番ストレートに著作権侵害の責任を負います。 - ③ 掲示板の運営者:すべての投稿を事前にチェックすることはできませんが、
明らかな侵害や、権利者からの通報を受けた後に放置すると、侵害に加担していると見なされるおそれがあります。
CC ライセンスは、① 元の著作権者が世界に向けて出す「こういう条件ならOK」という宣言です。
② 投稿者がその立場にない(=他人の作品を勝手に上げている)場合、
その部分に CC BY-SA 4.0 が本当に効いているとは言えません。
うしちゃんでは、
- 投稿者は、自分の著作物について CC BY-SA 4.0 で公開することに同意している前提
- 第三者の著作権を侵害している投稿は、この前提が成り立たないため CC の対象外
- 侵害の疑いがある投稿を見つけたら、通報に基づいて削除・非表示で対応する
という方針で運営します。
「CC掲示板だから何を貼ってもフリーになる」という場所ではありません。
4-6. それでも不安なときは
「これはアウトかな?グレーかな?」と感じた場合は、
- 具体的な作品名・URLなどは貼らずに、自分の言葉で内容や問題を説明する
- 権利的に微妙そうな文章や歌詞は、そのまま載せない
という方針をとってもらえると、安全側に倒れやすくなります。
4-7. 公開後に気持ちが変わった場合
いったん CC BY-SA 4.0 で公開した投稿について、 法的にすべての利用を取り消すことはできませんが、 掲示板上の表示を消す・匿名化する など、 できる範囲での配慮は検討します。
ただし、すでに他サイトや本・動画などに引用された部分については、 こちらから完全にコントロールすることはできません。
※技術的な理由から、削除・匿名化された投稿が、
サーバのバックアップやログの中に一定期間残ることがありますが、
それらを第三者に公開したり、別サービスで再利用したりすることはありません。
投稿を“使う側”の人へ(再利用する人へのお願い)
ここからは、まとめサイトを作る人・ブログで引用する人・動画で取り上げる人など、 「うしちゃんの投稿を使う側」の人に向けた説明です。
5-1. クレジット表記について
再利用するときは、できるだけ次のような情報を添えてください:
- 掲示板名:掲示板うしちゃん
- スレッドのタイトル
- 投稿者のハンドルネームまたはID(ここに表示されている範囲で)
- 元のURL(可能であれば)
これは、「誰のどんな文脈の文章だったのか」を保つための最低限のマナーです。
5-2. 継承(SA)のルールを守ってください
- うしちゃんの投稿を素材として使った作品(大量引用のまとめ、スレ再構成本、考察動画 など)は、 原則として CC BY-SA 4.0 で公開してください。
- 作品のどこかに「このコンテンツは CC BY-SA 4.0 に基づいています」と明記してもらえると親切です。
- CC BY-SA のテキストをがっつり混ぜて一本の作品を作る場合は、 その作品全体に CC BY-SA がかかる と考えてもらえると安全です。
- 一方で、ごく短い引用にとどめる場合は、一般的な「引用」のルールの範囲で扱われるので、 作品全体まで CC BY-SA にする必要まではありません(ただし引用ルールは守ってください)。
5-3. 切り取りと改変について
- 文意をねじ曲げるような編集(都合のいい一文だけ抜き出して真逆の主張に見せる 等)はやめてください。
- 必要に応じて「一部を編集/要約しています」といった注記を入れてください。
- ネタとして扱う場合でも、「元の投稿者がこういう文脈で書いていた」という尊重は忘れないでください。
5-4. 商用利用について
CC BY-SA 4.0 のもとでは、広告付きブログや有料note、本、動画などへの 利用も原則として可能です。
ただし、その場合でも成果物は CC BY-SA 4.0 になります。 つまり、「売ってもいいけど、開かれた知として共有し続けてね」という前提です。
倫理的なお願いとして、
- 大量に引用して一本のコンテンツを作る場合は、元スレをざっと読んで文脈を把握する
- 悪意ある切り取りや、特定の個人・集団を過度に攻撃する文脈で使わない
- 可能であれば、どこかに「うしちゃんを知るきっかけ」になるリンクや説明を添える
5-5. グレーに感じるケースについて
「これはさすがにやりすぎかな?」と迷うときは、 できれば一度立ち止まって、
- 自分がその投稿者の立場だったらどう感じるか
- 数年後にそのコンテンツが残っていたらどう見えるか
を想像してから判断してもらえると助かります。
5-6. 著作権侵害が疑われる投稿はどう扱うべきか
明らかに「どこかの記事・マンガ・小説の丸写しだな」と分かる投稿や、 権利者の許可がなさそうな歌詞などが含まれている場合、 次の点に注意してください:
- その部分については CC BY-SA 4.0 が有効に適用されていない可能性があります。
- このページや投稿フッターに CC 表記があっても、「自由に再利用してよい」とは限りません。
- 侵害の疑いがある投稿は、再利用しないことをおすすめします。
- もし権利者本人であれば、お問い合わせフォーム から連絡してもらえると助かります。
※このガイドは法的な強制力を持つものではありませんが、
うしちゃんの「場の空気」と、著作権者の権利を両方尊重するためのお願いです。
5-7. 「作品全体」か「一部だけ」かのイメージ
CC BY-SA の範囲について、ざっくりした目安は次のようになります:
-
① がっつり混ぜた派生作品
うしちゃんの投稿をたくさん引用したり、編集したりして、 自分の文章と混ぜて「一本の本・記事・動画台本」にした場合、
その作品全体が CC BY-SA 4.0 にかかる、と考えるのが安全です。 -
② ちょっとした引用だけの作品
一文〜数行程度の短い引用にとどめて、自分の文章がメインの解説記事を書くような場合は、
一般的な「引用」のルールの範囲で扱われます。
このときは作品全体まで CC BY-SA にする必要はなく、通常の著作権で出すこともできます。 -
③ 別作品として横に並べるコレクション
自分のオリジナル作品集の中に、「おまけ」として CC BY-SA の文章を丸ごと1本収録するような場合は、
その部分だけ「これは CC BY-SA 4.0 の作品です」と分かるように明示しておけば、
「ひとつの派生作品」というより「作品の寄せ集め(コレクション)」として扱われることがあります。
※どこからどこまでが「派生作品」になるかは、国やケースによって判断が分かれることもあります。
ここでは、うしちゃんとして「こう考えてくれると助かる」という目安を書いています。
※掲示板の投稿内容の正確性・合法性・有用性について、
運営が保証するものではありません。
投稿の再利用や参考にする際は、ご自身の判断と責任でお願いします。
「そんなの知らなかった」となったときは?
どれだけ説明しても、「ルールをよく読んでいなかった」「そんなつもりじゃなかった」 という人は必ず出てきます。
うしちゃんでは、次のような方針を想定しています:
- 原則としては投稿時点で CC BY-SA 4.0 に同意したものとみなします。
- ただし、該当する投稿を掲示板上から削除することは可能です。
- すでに他のサイトやまとめ記事に引用されている部分については、 こちらから完全にコントロールすることはできません。
つまり、ルールとしては開かれた場だけれど
個別の事情にはできる範囲で寄り添う、という運用を目指しています。
それでも迷う人へ
「自分の文章が誰かに再利用されるのは、どうしても嫌だ」
という人には、正直に言うと、この掲示板はあまりおすすめできません。
ここは、「考えを共有して、どんどん加速させていきたい人」のための場所 として設計されています。
それでも「おもしろそうだな」と思えたら、 ぜひルールを理解したうえで参加してもらえると嬉しいです。
※CC BY-SA 4.0 が適用されるのは、原則としてユーザーが投稿したテキスト(文章)部分です。
サイト全体のデザイン・ロゴ・システムのソースコードなどについては、
別途定める条件が適用されるものとします。
※このページの内容やライセンスの方針は、今後の運営状況や法改正などに応じて
変更される可能性があります。重要な変更がある場合は、掲示板上で告知します。
※すでに CC BY-SA 4.0 で公開された投稿のライセンス条件は、
原則として後からさかのぼって変更・取り消しはできません。
新しい方針が導入される場合は、「変更以降の新しい投稿」に対して
適用されるルールとして案内する想定です。
※ここでの説明は一般的な考え方であり、個別のケースについての法律相談ではありません。
※著作権侵害やプライバシー侵害が疑われる投稿を見つけた場合は、
お問い合わせフォーム からご連絡ください。